将来のためになにか投資を始めたいと考えてるけど、金融商品はどれが良いのかな・・?
一言で金融商品と言ってもたくさんの種類がありますが、その中から「FX取引」と「株取引」の違いについて詳しく見ていきましょう
FX取引と株取引の特徴とは
「FX取引」と「株取引」との違いといえば、投資対象の違いが挙げられます。
それぞれの特徴について、まずは詳しく見ていきましょう。
FX取引
「FX取引」は、世界中の通貨を投資対象とし、米ドルや円、ユーロなどがその代表的な通貨です。
異なる通貨同士をペアにして、その相場変動による収益を目指すことが特徴的です。
市場が24時間開いているため、自分のスケジュールに合わせて投資できることも魅力の一つです。
FX取引には、証拠金に対して何倍ものレバレッジをかけて投資できるため、少ない証拠金で大きな取引が可能です。
しかし、レバレッジをかける分、損失も膨らみますので、リスク管理が重要になります。
株取引
「株取引」は、企業に投資することが基本となります。数万単位の会社の中から、成長する可能性のある投資先を選択し、その企業の株式を購入することで投資を行います。
株式市場には国内だけでなく海外の企業も上場しており、グローバルな投資が可能です。
株取引は、投資初心者が始める場合も多く、投資商品の代表格的な存在です。
仕組みが比較的単純でわかりやすいこともあり、銘柄の選択や投資のタイミングさえあえば、大きな利益も期待できます。
長期的な投資に向いているだけでなく、短期的な投資にも適しています。
株取引では、値上がり益だけでなく、配当金や株主優待などの恩恵も得られます。
これらの利益を狙って投資することもできます。
また、自分が知っている企業やお気に入りの企業に投資することができるため、わかりやすさにおいても安心感があります。
FX取引と株取引の違いを徹底比較
それでは、「FX取引」と「株取引」、それぞれの違いについて詳しく見ていきましょう。
レバレッジ
FX取引と株取引の最も大きな違いは、レバレッジのかけられる限度です。
レバレッジは、少ない資金で大きな取引を行えるようにする仕組みで、レバレッジが高ければ高いほど、小さな資金でも大きな取引が可能になります。
ただし、レバレッジが高ければ高いほど、利益や損失も大きくなるため、注意が必要です。
例えば、国内FXの場合、最大で25倍のレバレッジをかけることができます。
つまり、手元に1万円しかなくても、25万円相当の取引が可能になるわけです。
一方、株取引の場合は、信用取引で最大で3.3倍のレバレッジがかけられますが、現物株の場合は1倍になります。
また、海外FXでは最大で1000倍のレバレッジがかけられるため、資金効率を比較すると、FXの方が株取引よりも圧倒的に効率的になります。
しかし、株取引にはレバレッジがほとんどありません。
そのため、少額の資金から大きな利益を得るには、レバレッジをかける必要があります。
ただし、レバレッジをかけすぎると、損失も大きくなるため、適切なレバレッジをかけて、取引に慣れていくことが重要です。
以上のように、FX取引と株取引では、レバレッジの違いが最も大きな違いとなります。
レバレッジが高いほど、少ない資金でも大きな利益を期待できますが、リスクも高まるため、慎重に取引を行うことが必要です。
資金の違い
投資を始める際に必要な資金は、FX取引と株取引では異なる点があります。
どちらの場合も高額な取引を始めるためには、ある程度の資金が必要になることは避けられません。
FX取引では、レバレッジを利用することで最初から大きな資金を用意する必要はありません。
数千円から取引を始めることができるため、初心者でも気軽に取り組めるというメリットがあります。
一方、株式投資は、銘柄によっては数百万円の資金が必要になることもあり、数万円程度の元手で始めることは難しい場合があります。
また、株式投資には1単元が100株や1000株という単位が存在し、まとまったお金がないと始めることができないものもあります。
株式投資は、企業の経営に参加することであり、そのために必要な資金も自然と大きくなってしまうと言えます。
以上のような要因によって、投資を始めるための必要資金や取り組み方は、FX取引と株式投資で大きく異なることが分かります。
また、投資家自身の資金的余裕や目的によっても、取引の選択肢には違いが出てくることになります。
値動きの理由の違い
FX取引と株取引では、値動きの理由が異なります。
株取引においては、投資している企業の業績が大きな影響を与えます。
業務提携や新規事業の展開など、企業のさまざまな変化が値動きに反映されます。
投資家は、企業の成長性を見極めながら、その将来性に基づいて投資を行います。
そして、投資家は世情やニュース、企業情報を常に注視し、株価の上昇や下落を見極めます。
将来性のある企業を発掘することが、投資の成功につながる大きな鍵となります。
一方、FX取引では、金融政策や経済情報が値動きに大きく影響します。
政策金利やGDPなどの指標は、常に注目されており、要人発言などの出来事も市場に大きな影響を与えます。
投資家は、こうした情報を確認しながら、為替相場の変動を予測して投資を行います。
両方の取引に共通している点もありますが、値動きの理由は異なるため、投資家はそれぞれの市場の動向を理解する必要があります。
また、投資家は常に情報収集を行い、正確な情報を得て、投資判断を行うことが重要です。
インカムゲインの違い
「インカムゲイン」とは、株式や債券などの金融商品を保有している際に、定期的に収益を得ることができることを指します。
具体的には、株式投資においては、企業が得た利益の一部を株主に配当金として支払うことで、投資家は収益を得ることができます。
債券投資においては、債券発行者が約束した利息が支払われることで、投資家は利益を得ることができます。
ただし、企業や債券発行者の業績が悪化し、収益が減少すると、配当金や利息の支払いが行われないことがあります。
インカムゲインには、収益をまとめて受け取れるという特徴があります。
株式投資においては、1年に1回または2回の配当金の支払いが一般的ですが、一括して受け取ることができます。
また、債券投資においても、利息が一括して支払われることがあります。
一方、FX取引においては、スワップポイントというインカムゲインが存在します。
スワップポイントとは、通貨ペアの金利差によって発生する収益です。
FX取引をする際にポジションを保有している間は、毎日スワップポイントが発生する仕組みになっています。
ただし、景気や政策などの要因によってスワップポイントは日々変化するため、投資家は市場情報を常にチェックしておく必要があります。
取引時間の違い
投資を始める上で、取引時間は非常に重要なポイントです。
例えば、FXでは月曜日の朝7時から始まり、土曜日の6時45分まで取引が可能です。
ただし、クリスマス、元旦などの祝日は休みとなります。FX取引は24時間行えるため、時間を選ぶ必要がありません。
一方、株取引では、朝9時から11時半までと、午後12時半から午後3時まで、土日祝日を除く時間帯に限定されます。
株取引は時間帯に制限があるため、仕事や生活スタイルとの調整が必要です。
しかし、株価は企業の業績によって大きく左右されるため、企業の決算発表などの重要なイベントが開催される時間帯を狙うこともできます。
投資において、自分に合った取引時間を選ぶことが大切です。
取引時間が長いFXでは、時間的制約が少なく、自由なトレードが可能です。
一方、株取引では企業の決算発表などのイベントを狙って投資することができます。
時間帯によってトレードのチャンスが変わってくるため、注意して取引時間を選択するようにしましょう。
FX取引・株取引のメリットとデメリットとは
FX取引や株取引には、それぞれどのようなメリット・デメリットがあるのか見ていきましょう。
FX取引のメリット・デメリット
FX取引のメリットは、ほぼ一日中取引が可能であることです。
多忙なトレーダーにとっては、本業の合間にFX取引を行うことができるため、ある程度自由度が高いといえます。
主婦や学生など、時間的制約がある人たちにとっても魅力的であり、スワップポイントを利用して生活している人もいるほどです。
また、通勤時間や休憩時間中に為替レートを確認できる点も便利です。
取引にかかる手数料が基本的に無料であることが多いため、多額の資金を持っていなくても、スプレッドだけで取引を行うことが可能です。
また、FXは買いから入るだけでなく、売りからも取引を開始することができます。
相場が下落している場合でも、収益を得ることができるという点が魅力的です。
一方で、FXにはデメリットもあります。見通しを誤ると大きな損失が出ることがあるため、レバレッジの運用には注意が必要です。
特に国内FXの場合は、損失が証拠金以上に膨れ上がるリスクがあるため、リスク管理を徹底することが重要です。
株取引のメリット・デメリット
株取引には、大きなリターンが期待できる魅力があります。
株価の変動が激しいため、的確な予想を立てることで大きな利益を得ることができます。
時には、たった1年間で100倍もの価値変動を経験することもあり、トレーダーにとっては魅力的な話題と言えます。
また、投資している企業から受け取れる株主優待にも注目が集まっています。
商品券や贈呈品など様々な特典があり、愛用しているお店で優待券を使ったり、商品をお得に手に入れたりすることができます。
しかし、株取引には初期費用のハードルが高いデメリットもあります。
投資資金に余裕がある人でないと、株式に挑戦するのは難しいでしょう。
銘柄の数が多く、選択する株式を決めること自体が難しい場合もあります。
そのため、十分な下調べが必要であり、情報収集に力を入れることが求められます。
以上のように、株式投資には魅力的な点が多くありますが、リスクも存在します。
株価が下がってしまった場合には、損失を被る可能性があることを理解しておく必要があります。
リスクを把握し、慎重に取引を進めることが重要です。
FX取引と株取引どちらが初心者向きか
初心者の方がFXと株取引のどちらに挑戦するのが適しているのかは、条件によって異なります。
低予算で投資を始めたい場合は、FXがおすすめです。一方、平日に取引ができたり、中長期的に投資を行いたい場合は、株取引にも挑戦できます。
どちらの投資方法も、勉強せずに行うことはできません。
投資を始める前に基礎知識を学び、自分に適した投資方法を見つけることが重要です。
また、FXは国内と海外で違いがあり、それぞれの特徴を知った上で自分にあった取引方法を見つけることが大切です。
FXにはデモトレードと呼ばれる、実際の取引と同じ環境でトレードを体験できる方法があります。
これにより、リスクを負わずにFX取引を試してみることができます。
しかし、どちらの投資方法においても、大切な資産を使ってトレードを行うため、慎重に行動することが必要です。
まとめ:FX取引と株取引と何が違うか
FX取引と株取引の特徴や違いについて説明いたしましたが、どちらが初心者に向いているのかは条件によります。
例えば、低予算で投資を始めてみたい人には、FXがおすすめです。
また、平日に取引ができる人や中長期的な取引を希望する人には、株取引も良いかもしれません。
しかしながら、どちらの投資方法も勉強せずに始めることはおすすめできません。
ある程度基礎知識を身につけた上で、自分にとって適したトレード方法を見つけることが大切です。
また、FXには国内FXと海外FXによっても特徴が異なり、それぞれの取引方法について知識を深めることが重要です。
FXならばデモトレードがあるため、まずはトレードの練習をしてから実際の取引を始めることもできます。
最も大切なことは、自分のライフプランに合わせて投資をすることです。
どちらの投資方法を選んだから正解というわけではありません。自分に合った金融商品を選び、無理なく続けていくことが重要です。
是非、試行錯誤をしながら自分に適した投資方法を見つけてください。
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