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そもそもスプレッドってなに?|計算の仕方や種類について詳しく説明

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そもそも「スプレッド」ってどういうものなの・・・?

FXトレードする時に必ず発生する「スプレッド」は、言い換えると「買値と売値の差」のことです

スプレッドの基礎知識

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それでは、早速スプレッドについて詳しく見ていきましょう。

スプレッド = 買値と売値の差

スプレッド」とは、買値と売値の差のことを言います。

例えば、FX取引に操作画面には「買値 100.000円」と「売値 100.008円」のような為替レートが表示されています。

まず、値の違いで分かるとおり、買値と売値は同じ価格ではありません。

上記の例でいうと、買値と売値の間には0.8銭の差があることが分かります。

この0.8銭が、いわゆる「スプレッド」になります。

2wayプライスとは

2wayプライス」とは、買値と売値を同時に提示することです。

FX取引において、スプレッドとセットで出てくる頻度が多い用語なので、併せて覚えておく良いでしょう。

表示される「銭」と「pips」とは

FX関連の話題で耳にすることがある「スプレッドが0.3銭だ」「スプレッドはいま0.7pipsになった」といった使われ方をします。

」と「pips」は、同じように単位のことですが、なぜ2つの単位が使われているか気になる人も多いと思います。

実はとくに大きな意味のある理由はなく、一般的に米ドル円のような日本円が絡む通貨ペアでは「」が使われる傾向があります。

一方で、ユーロドルのような日本円が絡まない通貨ペアでは「pips」が使われます。

そのため、「銭 = pips」という認識で問題ありません。

スプレッドの幅の意味とは

スプレッドは、「スプレッドが広い」もしくは「スプレッドが狭い」という表現をします。

スプレッドが広い」というのは、買値が100円で売値が130円のようにスプレッドの幅が大きい場合に使われます。

逆に「スプレッドが狭い」というのは、買値が100円で売値が103円のようにスプレッドの幅が小さい場合に使われます。

取引手数料が無料でもスプレッドは発生する

国内FXと海外FXに関係なく、「取引手数料が無料」というPRを行っている業者が多く存在します。

スプレッドは取引手数料に似ているので、「取引手数料が無料=スプレッド発生なし」という間違った認識をしてしまうかと思いますが、スプレッドが発生しないという意味ではありません。

スプレッドとは、正確にはトレードするときににかかるコストのことを意味します。

コストということで、スプレッドが取引手数料のように思いがちですが、厳密には取引手数料ではないので、取引手数料が無料でもスプレッドは発生することは覚えておきましょう。

 

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外貨預金でもスプレッドは発生

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スプレッドはFX取引のみならず、外貨預金でも発生します。

ここからは、外貨預金ではスプレッドがどれくらいになるのか、外貨預金に比べてFXで資産を運用するメリットなどを詳しく説明していきます。

外貨預金の場合は3円ほど

外貨預金とは、日本円を金利の高い外貨に替えて、満期になると元本に金利と為替差益をまとめて日本円で受け取ることができる預金のことです。

日本円を外貨に換えるときは円を外貨に換えるレート「TTS」が提示され、外貨を日本円に換えるときは外貨を円に換えるレート「TTB」が提示されます。

銀行や通貨によっても、それぞれ異なりますが、TTSとTTBのスプレッドは3円程度と言われています。

FXの方が低スプレッド

外貨預金のスプレッドは3円ほどなので特に高い印象は受けないかもしれませんが、FXの方が外貨預金に比べて、さらにスプレッドは低い傾向にあります。

FXで米ドル円の取引を行った場合、スプレッドは0.3銭ほどです。

0.3銭を円に換算にすると0.003円になるので、外貨預金のスプレッドが3円であることを考えると、FXのスプレッドが遥かに格安ということが分かります。

FXで資産運用するメリット

外貨預金で資産運用するよりもFXで運用するメリットとして「低スプレッドだから」という理由の他に、FXなら金利を毎日受け取れる場合もあることが挙げられます。

もちろん外貨預金でも金利はつきますが、満期にならなければ受け取れません。

しかし、FXの場合は「スワップポイント」と呼ばれる金利が毎日口座に振り込まれるので、満期まで縛りより毎日金利を受け取りたいなら、FXで資産運用することをおすすめします。

スプレッドの算出方法

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ここからは、スプレッドを算出する方法を種類別に見ていきましょう。

クロス円通貨ペアの場合

クロス円通貨ペアとは、米ドル円やユーロ円などのように「日本円×外貨」の通貨ペアのことです。

クロス円通貨ペアは、下記の式で算出できます。

(売値-買値)× 取引通貨数 = スプレッド

それでは、実際に計算してみましょう。

米ドル円を1万通貨購入したとすると、買値は100.000円で売値は100.005円でした。

この場合、下記のように算出します。

(100.005-100.000)× 1万通貨 = 50円

上記の例の場合、スプレッドは50円ということが分かります。

外貨ペアの場合

外貨ペアとは、ユーロ米ドルやポンド米ドルなどのように「外貨×外貨」の通貨ペアのことです。

外貨ペアは、下記の式で算出できます。

(売値-買値)× 取引通貨数 = A
 A × 取引レート = スプレッド

それでは、実際に計算してみましょう。

ユーロ米ドルを1万通貨購入したとすると、買値は1.10000ドルで売値は1.10005ドル、そして1ドル100円でした。

その場合、下記のように算出します。

(1.10000-1.10005)×1万通貨=0.5ドル
 0.5ドル×100円(ドルの価格)=50円

上記の例の場合、スプレッドは50円ということが分かります。

外貨ペアのスプレッドを計算する場合、式の最後に日本円に換算することを忘れないようにしましょう。

 

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スプレッドは大きく分けて3種類

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ここからは、スプレッドの種類を詳しく見ていきましょう。

完全固定スプレッド

完全固定スプレッド」とは文字通り、変動することがない固定されたスプレッドのことです。

完全に固定なので、突発的な相場の変動などに影響されることはありません。

しかし、完全固定スプレッドは圧倒的にトレーダーに有利に働くので、完全固定スプレッドを提供しているFX業者は、国内FX・海外FXともに少なくなっています。

原則固定スプレッド

原則固定スプレッド」とは、原則、FX業者があらかじめ提示しているスプレッドで取引することができます。

しかし、文字通り「原則」であるため、場合によっては変動するスプレッドのことです。

完全に固定されているわけではないので、突発的な相場の変動などに影響されることがあります。

国内FX・海外FXともに、多くのFX業者が原則固定スプレッドを提供しています。

変動スプレッド

変動スプレッド」とは文字通り、常に変動するスプレッドのことです。

変動スプレッドは、午前や午後など取引量が多い時間帯ではスプレッド幅が狭くなりますが、早朝のように取引量が低い時間帯では、スプレッドの幅が広くなります。

スプレッドの注意点

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ここからは、スプレッドの注意点を見ていきましょう。

スプレッドは業者ごとで違う

スプレッドは、FX業者によって違ってきます。

どちらかと言えば、国内FXに比べて海外FXの方がスプレッドは広い傾向にあります。

しかし、その分ボーナスキャンペーンや最大レバレッジの上限が高かったりと、国内FXにはないメリットが海外FXにはあります。

スプレッドは通貨ごとで違う

また、スプレッドは通貨によっても違ってきます。

各海外FXの平均スプレッドを下記の表にまとめたので、ぜひ参考にしてください。

通貨ペア平均スプレッド
米ドル円0.2銭
ユーロ円0.3銭
ポンド円0.8銭
豪ドル円0.6銭
NZドル円1.2銭
ランド円1銭

取引するときは、必ず取引する通貨のスプレッドがどれくらいなのかは確認するようにしましょう。

スプレッドの幅が広くなる3つのタイミング

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スプレッドの幅が広くなりやすいタイミングは、国内FXも海外FXでも同じです。

基本的には、下記の3つのタイミングでスプレッド幅は広くなります。

スプレッドの幅が広くなるタイミング
  • 大きな経済指標が発表される時間帯前後
  • 突発的なイベントが起こったとき
  • 市場の流動性が低くなったとき

とくに、雇用統計やFOMCなどの大きな経済指標が発表される時間帯の前後にスプレッド幅は大幅に広くなります。

経済指標が発表されると為替レートが大幅に動くので、大きな利益を狙えるチャンスです。

しかし、スプレッド幅がかなり広くなるので、大きな値幅を取っても広いスプレッドによって大きなプラスにならないばかりか、損失になることさえあります。

そのため、大きな経済指標が発表される時間帯に取引する際は、必ずスプレッドの広さを注意しましょう。

スプレッドを意識して取引しよう

海外FX初心者でも、スプレッドの算出の仕方や種類を覚えれば、少しでも利益に結び付けることが出来ます。

スプレッドにも意識を向けて、自分に合った取引スタイルを見つけるようにしましょう。

 

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