海外FXの口座を開設する時に必要な書類｜提出が必要な理由も解説

海外FXの口座開設を行う際にはどんな書類が必要なのかな？

口座を開設するのに必要な証明書類はいくつかあります。また、提出方法やなぜ必要なのかについても詳しく見ていきましょう。

口座開設に必要な書類と提出方法とは

海外FXの口座開設には、法律で定められた必須書類が必要となります。

国内FXと同様に、個人情報の入力や証明書類の提出が必要になりますが、それにより口座を有効化し、入出金が可能になります。

必要書類の提出タイミングはFX会社によって異なります。

口座開設時に必要書類を提出するFX会社もあれば、開設後に必要に応じて提出するFX会社もあります。

有効化手続きを一度行えば、本人確認が必要なくログインできます。

海外FXの場合、必要書類の提出はオンラインで行うので、インターネットに不慣れな方にとっては、郵送が良いと感じるかもしれませんが、不備があると開設までにさらに時間がかかってしまいます。

オンラインで提出する方法は、海外FXでは必須の手続きになりますが、スマホのカメラで必要書類を撮影して送信するだけで済むFX会社もあります。

さらに、オンライン提出方法を使うと、最短当日に口座開設が完了するFX会社もあります。

ただし、アップロード時に電波の悪い場所で行うとエラーが発生することがあるため、良好なWi-Fi環境やデータ通信がある場所で行うことをお勧めします。

また、提出書類のデータ条件を満たしているか確認する必要があります。

提出できる写真のサイズやファイル形式はFX会社によって異なるため、事前に確認することをお勧めします。

海外FXで証明書類が必要な理由とは

海外FX会社で口座を開設し、FX取引を行うには、身分証明書の提出が必要となります。

これは、年齢確認や本人確認を行うためのものである点とAML（アンチロック・マネーロンダリング）法により、出金先口座と本人確認証明書類が一致する必要があります。

これは、投資で得た資金が正しく使われているかを把握するために必要な措置です。

また、犯罪や反社会的勢力の活動に利用されることを防ぐためにも、本人確認書類の提出が義務付けられています。

このような措置は、投資家の安全性を確保するために重要です。

口座開設を申し込んだ人が本人であることを証明するためにも、書類提出が必要となります。

海外FXの口座開設にはどんな書類が必要？

海外FX会社よって口座開設や提出書類の必要な条件が若干違いますが、法令上で定められている証明書類は共通です。

本人確認書類や住所の確認書類など、それぞれどんな証明書類が対象になるのかについて詳しく見ていきましょう。

身分証明書

まず、口座開設には本人確認書類が必要です。

これは、海外FX会社が法令上で定められた年齢確認や本人確認を行うために必要なものです。

本人確認書類には、運転免許証、パスポート、住民基本台帳カード、マイナンバーカードなどが対象となります。

ただし、家族や友人が代わりに口座開設をすることはできません。

また、本人確認書類には有効期限があるため、期限切れのものは受理されません。

さらに、口座開設時には個人情報の入力も必要です。

入力した情報と本人確認書類の情報が一致しないと、書類が不受理となってしまいます。

このため、書類提出前には必ず情報の確認を行い、入力ミスがないか確認してください。

海外FX会社によってはマイナンバーカードに対応していない場合もありますが、今後は対応範囲も広がることが予想されます。

書類提出には注意が必要ですが、安心して取引を行うためには、適切な書類提出が必要不可欠です。

住所証明書

海外FX口座を開設するにあたり、住んでいる場所を証明できる書類の提出も必要となります。

住民票や公共料金の請求書・領収書、クレジットカードの請求書・ご利用代金明細書、銀行口座の取引明細書などが提出可能な書類として挙げられます。

ただし、海外FX会社によって提出条件は異なるため、期限や支払状況に関する詳細な条件を確認する必要があります。

一般的には、3ヶ月以内に発行された支払い済みの書類であることが求められます。

また、書類には氏名・現住所・発行日が記載されていることが必要であり、住所の確認ができるようになっています。

集合住宅に住んでいる場合は、マンションやアパート名まで記載されているものを選ぶことが重要です。

身分証明書と自分が入ったセルフィー画像

昨今は技術の進歩により、顔写真が入った偽造パスポートや運転免許証が使用される可能性があるため、海外FX会社は、アップロードされた身分証明書類が本当に当人のものであることを確認する必要があります。

そのため、身分証明書類と一緒に自分自身を写したセルフィー画像（自撮り画像）の提出を求める海外FX会社があります。

これにより、海外FX会社は、身分証明書に含まれる顔写真が、提出されたセルフィー画像に写っている本人と一致することが確認できます。

このような手順は、他のトレーダーにも影響が出ないように海外FX会社が徹底しているということでもあります。

したがって、面倒がらずに手続きを完了させましょう。

また、この手続きを正確に行うことで、本人確認のための書類受理からアカウント開設までがスムーズに行われます。

海外FXで必要書類が不備になる理由

海外FX口座開設に必要な書類を用意しただけでは、受理されない場合があります。

そのため、書類を提出する前に確認が必要です。

特に写真で撮影した書類では、反射により文字が読めなくなっていたり、カラーの証明書なのに白黒写真で提出していたりすると、受理されないことがあります。

また、書類の有効期限切れや発行日が過ぎている場合や、海外FX会社が求める条件を満たしていない場合も受理されません。

提出する際には、顔写真や文字がはっきりと確認できる書類であるかを確認し、必要な場合は最新の書類や変更内容の記載がある書類を用意することが大切です。

また、引っ越しや名前の変更などがあった場合には、最新の書類や変更内容が記載されている書類が必要になります。

市区町村役場で手続きを行った場合には、裏面に手続きを行った日付やサインなどとともに変更内容が記載されている場合があります。

提出する際には、これらの書類も合わせて用意しましょう。

不備がある場合には、再提出が必要になり、余計な手間や時間がかかってしまうため、慎重に準備することが重要です。

まとめ：海外FXの口座開設時に必要な証明書類について

海外FX口座開設時に必要となる証明書類について詳しく見てきました。

証明書類は、口座開設を希望する人が本人であることや住所を証明するために必要となります。

一部のFX業者では、写真付き証明書があれば他の書類は不要という場合もありますが、一般的には本人確認書類と住所証明書の両方が必要です。

しかし、書類の提出に不備があると、再提出が必要になります。

さらに再度受理されるかどうかの確認作業に時間と手間がかかってしまうので、口座開設を急いでいる方は、必要な書類をしっかり準備し、事前に不備がないか確認しておくことをおすすめします。

さらに、住所変更や名前変更があった場合には、最新の証明書類や変更内容が確認できる書類が必要となります。

この場合、市区町村役場で手続きを行った際に記載された変更内容が裏面に記載されている場合もあるため、注意が必要です。

海外FX口座開設を希望する方は、証明書類を提出する前に提出する書類が必要な内容を明確に把握して、必要な書類をきちんと用意しておくことが重要です。